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Space Science
宇宙科学
Book of Interest
人類は40光年先の惑星にたどり着けるのか
Field Propulsion Physics and
Intergalactic Exploration
著者:南 善成 (元NEC宇宙開発事業部、宇宙ステーションシステム本部
マネージャー、NPO法人アドバンストサイエンステクノロジー研究機構理事、元NASA BPPグループメンバー)
Herman David Froning(フライトアンリミテッド、元英国惑星間協会フェロー、元NASA BPP創設メンバー)
Nova Science Publishers
Series: Space Science, Exploration and Policies
Pub. Date: 2017 既刊
ISBN: 978-1-53612-554-2 Binding: Hardcover
Price: $195.00
ISBN: 978-1-53612-581-8 Binding: E-Book
Price: $195.00
2017年2月、NASAは、地球に似た7つの惑星が、我々から40光年離れたところで発見されたと発表しました。これらの惑星のうち3つは、恒星を周回する岩石の地球型惑星で、地表に水や生命が存在しうる、居住可能ゾーンにしっかりと位置しています。7つの地球規模の惑星は、TRAPPIST-1と呼ばれる超低温矮星を中心にして、NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡で観測されています。
短時間に高加速できる宇宙推進技術や宇宙航法技術が欠如しているので、現在、人類は他の恒星系への旅を実現する技術がないのは周知のことです。本書では、時空間の物理構造に基づいたフィールド推進と新しい航法理論を組み合わせた銀河系への探査を解説します。
まず、物理学、工学的視点から、推進原理とフィールド推進の推進理論が説明されます。フィールド推進の代表例として、スペースドライブ推進システム(Space Drive Propulsion System)の理論および登録された特許について紹介します。そして、最新の宇宙論と天体物理学の観点から、天体物理現象を利用した宇宙推進についても紹介しています。なお、いかなる推進理論も光速を越えることはできません。銀河系探査については、光速の壁を迂回するワームホールなどの、推進技術ではなく航法技術が不可欠ですので、「光の壁」を克服する方法、すなわち光の壁をジャンプする超空間航法理論が解説されています。
著者らは、宇宙航空産業において宇宙航空機や人工衛星の研究開発に長年携わっており、本書は、天体物理学、星間航法、宇宙船工学など、フィールド推進科学技術の幅広い、しかし詳細な見方を読者に伝えるユニークな本だと考えています。
※著者による監修
Table of Contents:
Preface
Prologue
About the Authors
Chapter 1. Introduction to Field Propulsion (pp. 1-36) (Yoshinari Minami)
Chapter 2. Energy for Spaceflight Power and Propulsion from Space Itself (pp. 37-58) (Herman D. Froning Jr.)
Chapter 3. The Evolution of Field Propulsion from a Much Slower-than-Light to Much Faster-than-Light Speed (pp. 59-68) (Herman D. Froning Jr.)
Chapter 4. Space Drive Propulsion: A Typical Field Propulsion System (pp. 69-122) (Yoshinari Minami)
Chapter 5. Astrophysical Propulsion (pp. 123-154) (Yoshinari Minami)
Chapter 6. Galaxy Exploration: An Attempt to Begin with an Initiative for Interstellar Flight (pp. 155-160) (Yoshinari Minami)
Chapter 7. Rapid Transit by Field Propulsion to Distant Stars (pp. 161-192) (Herman D. Froning Jr.)
Chapter 8. Hyper-Space Navigation (pp. 193-222) (Yoshinari Minami)
Conclusion (pp. 223-224)
Appendices (pp. 225-248)
Index (pp. 249)
Total Pages: 256